安らかに、サンデーサイレンス。。。

まずはお疲れ様でした、と言いたい。今まで十分すぎる活躍をしてきたんですし、いつまでも苦しむところは見たくないですよ。横になれなくなったと聞いたときには「早く楽になって欲しい」という気持ちと「なんとか生きながらえないのか」という気持ちとが入り混じって複雑な感じでした。
あなたが日本にやってきた1990年日本は末期とはいえバブルの最中、血統を重視するアメリカ、問題ありとされた性格を考えても、現役時代の実績を考えれば安すぎる金額でした。ジャパンマネー、これは恐ろしいものかもしれません。エリシオ、ラムラタなどバブルがはじけた後でも数十億支払って購入した馬もいるのに彼らは種牡馬としての実績はイマイチです。いかに日本という土地があっていたかということでしょうね。アメリカに残してきた子供たちの実績があまりないのもダート中心のアメリカという土地柄もあるかもしれませんし、日本でもダートではそれほどの実績もないですしね。
トニービン、ダンシングブレーヴなど競馬史に残る馬が次々と日本で亡くなっていくのも残念でなりません。彼らも大金と引き換えに日本にやってきて種牡馬としてすばらしい実績を残して逝きました。あなたを含めまだ活躍できるのに、という年齢にもかかわらずです。しかし、生きているということは確実に死を迎えるということでもあるのですよね。発病からよくここまで生きながらえて見せてくれたのもサンデーサイレンスという馬の強さを我々に見せてくれたということですよね。
初年度産駒からG1馬を輩出し、たまたまではなく毎年のように多くの重賞勝ち馬がいて当たり前という状況でもその期待に応えられというのもすごいことですよね。種牡馬として使い物にならなければ簡単にお払い箱という日本の種牡馬状況、他の馬にこういう感情があるならすごい話になっていたことでしょうね。
サンデーはヘイローの気まぐれでできた馬という人物もいますが、名実ともに世界に誇れる馬である、という事実は覆しようのない話です。競走馬としての実績と種牡馬としての実績、この両方で成功した馬は半分もいないでしょう。あなたの血が世界に通用するということはすでに子供たちが実証済みです。後継種牡馬も次々に実績を残していますし、シャトルサイヤーも続々とでていますしね。
ノーザンテーストのように生きている限り、という生き方よりもいい潮時だったと考えるほうがいいでしょう。このままではサンデーの産駒ばかりになってしまうのではないかという危機感すらでてきていたときでもありますしね。ヘイローの血が入っていない馬を探さなければならなくなるというのも皮肉な話です。
今はもう何も考えずに休んでください。もう競馬の世界にはいないのですから、しかし、あなたを愛していた多くの競馬フアンの中からあなたのことが消えることはないでしょう。
追記 近年、多くの不幸が続く吉田社長さまにもお悔やみ申し上げます。
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